川の流れのように

日々の小さな想いをつづります。

72歳で歯は一本欠けただけ

ダンナが、大変丈夫な体質であると前のブログに書きましたが

72歳にして、親知らず歯を一本、数年前に抜いただけで、

あとは全部、自前の歯です。

まだ三本の親知らずが残っています。

 

他に一本だけ、40歳位の時に治療しましたが、それも虫歯ではなく

ご飯に小さな小石が混じっていて、ガリっと噛んでしまい

(しかしご飯をそんなに強く嚙むだろうか、、、??)

そこに小さな穴が開き、熱いものや冷たいものが沁みる様になり

仕方なく、生まれて初めての歯医者通いをしたという訳でした。

 

その治療をする前に、どうやら歯医者の治療が怖かったようで

私には、「全然~~どうって事無いワ!」と、うそぶいていたのですが

ある日、母が笑いながら「ケンジは歯医者が余程怖いと見えて、

私に削る時、どれくらい痛いのかと聞いてきたよ(笑)」と。

 

姉からも「ケンちゃんが、歯医者の治療について事細かにリサーチしてきたよ、、、ww」

二人から丁寧な報告(笑)があり、

強がりなのは分かっていたけれど、密かに大笑いしました。

私には弱みを見せたくなかったのですね。

色々と体の弱い私を(気が強いだけです、、)半ば呆れて見ていたと思いますが。

 

そうそう、そこで治療中にレアな出来事が起こり、それは今でも語り草です。

 

削る時の針の様なもの、、、ウイ~~ンと回転する音が嫌なものですが、

先生が削りながら「あ、、、、あ、、。」と言い「針を交換しますね。」と

それが二度続いたそうで、削っている最中に針の方がダメになってしまったそうです。

 

「こんな事は初めてです。本当にエナメル質が堅くて良い歯をしていらっしゃいますね。」と驚かれたそうです。

本人は初体験の歯医者での治療でしたので、みんなそういう事って有るの?と聞かれましたが、そんな話は聞いたことが有りません。

 

友人たちと歯の話になった時に、我が家の話をしたら一斉に

「エ~~ッ?!!」と驚かれました。

 

70歳前後になると、部分入れ歯など当たり前になっていますから、

やはりかなり珍しいケースなのでしょう。

 

身体も至って健康です。

つくづく親に感謝、と申しております。

では歯の手入れが人一倍丁寧かというとそんなことは全くなく

一日2回、朝と、なぜか夕飯前にシャカシャカと手短に済ませるだけです。

甘いものも大好きですし、特に健康に気遣っていることも無いのです。

 

子供の頃は海辺育ちの母親から、煮干しをおやつに与えられ、

海藻類、魚をよく食べたそうです。

 

私はと言えば、せっせとお手入れしては居るのですが

80-20運動は脱落者になること必須です。

ただ今69歳で、残っている歯は20本ですから、80歳までに何本抜く羽目になるか、、、、

健康に生まれた人が本当に羨ましいし、人生でどれだけ恵まれているのか

きっと本人は、若い頃は気付かないで来てしまうのでしょうね。

 

私の母は60代には総入れ歯でした。

姉も持病のせいで、数年前に総入れ歯になってしまいました。

私がまだ20本あると言ったら、オーバーなくらい驚かれました!

 

ダンナの残った三本の親知らず歯は、何歳まで健在するのでしょうか。