普段は競馬をしない人でも、ダービーと有馬記念だけは
楽しみにしている人が多いのだそうです。
そのダービーで、悲しい出来事が起こり、的中はしたものの
気分は晴れません、、、、が、市井の片隅にいる私個人が
いつまでも嘆いていても、一生懸命走ったスキルヴィングが
帰ってくるわけではありません。
競馬のレース中、または終えてすぐ
心臓の具合が悪くなる馬は結構多いのですね。
一生懸命走った君の姿を忘れないよ。
星になって、広い牧草地で気ままに草を食み、
草原を駆け抜けて、ゆったり過ごして欲しい。
2番人気で期待されていたスキルヴィングの姿が見えないので
あら、どうしたのかしらと。
しばらくして、仲間とそのことを知った瞬間は、
思わず息を飲んでしまいました。
木村調教師も「胸が痛む。苦しむ時間は短かったのだと思いたい。」と。
ルメール騎手も、倒れたスキルヴィングの首をさすっていましたね。
人間の欲望のために交配され作られた生き物は、澄んだ目をして
人に忠実で、一生懸命走る姿は、ただひたすら美しくて、そして健気だ。
人馬共に、無事にレースを終えることが何より一番の成果です。
丸一日、気持ちが沈んでいましたが、さあ、立ち上がります。