川の流れのように

日々の小さな想いをつづります。

今だから言える事

 

歳をとって、怖い事の上位ランクに認知症があります。

しかし、年相応の物忘れは、みんな応分に出てくるようです。

 

少し前からですが、ダンナとの会話に「あれ、、、が、あれで、ほらあれよ。」

「ああ、あれな。うん、、出て来ない、、、わかった!あれだろ?」

という何とも意味不明な会話が多くなりました。

 

固有名詞が浮かばなくとも、お互いの頭の中には同じモノが浮かび上がっています。

浮かんで来るうちは、ただの物忘れだそうで、ホッとしますが

度重なれば、そうも言っていられません。

 

同年代の親しい友人との会話でも、何となく分かるものです。

 

しかし、娘世代とはツーカーとは行かないのは

育った時代の背景が違うからでしょうか。

 

孫との間では、もう全く「あれ、これ、それ。」は通用しないでしょう。

119番されてお終いかもしれません。

 

でも、若い頃、、、まだ30代でしたが誰にも言ってない失敗談があります。

 

ある日、仕事が忙しくバタバタしている日が多かったのですが

隙間の時間をみて、走る様にスーパーへ買い物に行って来ました。

 

数時間経って、お財布が必要になりバッグの中を探しても見つかりません。

 

スーパーでは支払いをしたのだから、そこまでは在った!

家へ帰って来てからどこかへ置いたか、車の中か、、、、

あれこれ考えながら、居間へ行くとダイニングテーブルの上に

買って来たお肉のパックが、ドド~ンと鎮座していました。

何でこんな所に?

ハッとして冷蔵庫を開けたら、すぐそこに「お財布」が程よく冷えていました。

 

笑い話で済むことならまあ、みんな少なからず経験はあるのではないでしょうか。

 

かご猫さん

写真は、かごねこさんよりお借りしました。

 

頭に花を乗せて、暢気な顔がなんともステキです。

 

認知症になった時、素の顔が出る様ですが、それも怖い、怖い。

 

穏やかで、素直な可愛らしいジジババになりたいものですね。